ホットクックで離乳食は作れるのか。答えは「作れる」です。検索で上位に出てくる記事を書いた人たちは、蒸し野菜・10倍がゆ・取り分けの3つにホットクックを使っています。一方で、裏ごしやブレンダーは要るのか、離乳食のためだけに買うのはもったいなくないか、で迷う人も多いはずです。
先に書いておくと、2児の父のわが家はホットクックを持っていません。買わなかった理由は、後半でくわしく書きます。
なのでこの記事は、実際に使った人の声(上位の記事から記事名つきで引用)と、買わなかった家の理由の両方から書きます。読み終えると、次の3つがわかるはずです。
- ホットクックで離乳食がどこまでできるか、時期ごとの使い方
- 離乳食のために買う家・買わない家の分かれ目
- 買うなら、容量・ネットにつながるか・置き場所の大きさで、どの機種を選べるか(5機種の表つき)
ほかの時短家電や便利グッズは、子育ての便利グッズのまとめで紹介しています。

PAPA'S ANSWERパパの結論
- ホットクックで離乳食は作れる。上位の記事で多いのは、蒸し野菜・無水ゆで、おかゆ(10倍がゆ)、取り分けの3つ
- なめらかにするのは別の道具。裏ごし器やブレンダーが要る家が多い
- 取り分け離乳食と離乳食のクックリストは、無線LAN搭載の機種だけ。KN-MN16H では使えない
- まとめて作りたい・取り分けたい家に向く。わが家は買わなかった側(理由は後半で)
ホットクックで離乳食はどこまで作れる?蒸し野菜・10倍がゆ・取り分けの3つ
結論から書くと、ホットクックは材料を入れて加熱をまかせられるので、離乳食の「やわらかく火を通す」ところに使えます。上位の記事で多い使い方は、蒸し野菜・無水ゆで、おかゆ、取り分けの3つでした。
蒸し野菜・無水ゆで
いちばん多いのは、野菜をやわらかくする使い方です。note「ホットクックで離乳食をやりきった」(ベクトルさん)は、あらゆる野菜を手動の「無水でゆでる」でやわらかくして潰し、冷凍野菜キューブにしていたと書いています。ホットクックを使うメリットとして「加熱ムラがない」「加熱中放置できる」を挙げる一方で、「別にホットクックをこのために買う必要はないと思います。レンチンでもできる」とも書いています。良いところと、それだけのために買わなくてもいいところが、使った人の言葉で並んでいます。
note「離乳食 ホットクック活用術⑨選」(ずぼら管理栄養士ママもおちゃんさん)は、手動の「蒸す」で作った野菜について「スプーンで潰せます。ブレンダー不要です」。harupblog「離乳食初期のホットクック活用|週1の蒸し野菜ストックで続けています」は、週1回、内鍋に入るだけ蒸し野菜をまとめて作るやり方です(使っている機種は KN-HW16H)。
加熱の時間や水の量は、記事によって違います。この記事では数字を書かず、機能の名前までにしています。
おかゆ:10倍がゆは自動メニューでも鍋でも
10倍がゆは、お米1に対して水が10の、ほぼ水分のおかゆです(シャープのブログ・2021年12月6日の記事から)。同じ記事では、離乳食初期のクックリストに、10倍がゆだけでなく、蒸し野菜、野菜だしも入っていると紹介されています。
トイレのうずさんのブログ「ホットクックで離乳食初期(ゴックン期)のペーストを作る!」は、自動メニューの「おかゆ」で作っています。炊飯器でおかゆを作ると浸水の時間が要るけれど、ホットクックは浸水不要で放っておけばできあがる、という点を挙げています。ベクトルさんも、おかゆはホットクックのメニューで作り、「聞いて」ボタンを押すと分量を毎回その場で教えてくれて便利だったと書いています。
反対に、harupblog は「ホットクックで10倍がゆも作れます。ただ、我が家の場合は鍋で作る方が手軽だと感じました」。どちらが正しいというより、その家の台所でどちらが回しやすいかで決めてよいところです。
取り分け離乳食とクックリスト:ネットにつながる機種で使える
取り分け離乳食は、2023年2月20日に、母子栄養協会のレシピがヘルシオ ホットクック専用の新メニューとして加わったものです。公開されたときは4メニュー。無線LAN対応のホットクック全機種で作れて、本体の操作画面の「オプションメニュー」から「取り分け離乳食」を選びます。
流れは、食材を内鍋に入れ、調味料は入れずに調理を始める → 加熱が終わったら離乳食の分を取り分け、月齢に合わせて食材を細かくする → 大人の分は調味料を加えて仕上げる、の3段階です。大人のご飯と離乳食を1回の加熱で用意できるのが良いところです。
もう1つが、シャープのレシピサービス「COCORO KITCHEN」のクックリストです。赤ちゃんの月齢に応じた4つの離乳食コースがあり、離乳食(初期)5~6か月頃、離乳食(中期)7~8か月頃、離乳食(後期)9~11か月頃、離乳食(完了期)12か月~1歳半頃に分かれています。クックリストは、ネットにつながるタイプの製品は全機種対応です。メニュー名や分量は、調べた日に COCORO KITCHEN がメンテナンス中で写せなかったため、ここでは書いていません。
どちらも、ホットクックがネットにつながることが前提です。無線LAN非搭載の KN-MN16H では使えないので、機種を選ぶときの分かれ目になります(くわしくは選び方の章で書きます)。
取り分け離乳食が使える無線LAN搭載の1.6Lを見てみたい方はこちら(子育て便利グッズの記事で紹介した型です)。
時期ごとの使い方:初期のペースト・裏ごしから完了期の取り分け、冷凍ストックまで
結論として、どの時期もホットクックが受け持つのは「やわらかく加熱する」ところです。時期が進むほど、作れる品が増え、取り分けや冷凍ストックで使える場面が広がります。
初期(5~6か月頃):ペーストに裏ごし・ブレンダーは要る?
初期はなめらかなペーストが中心なので、加熱したあとに「なめらかにする」ひと手間が残ります。ここは使った人の声が分かれています。
- トイレのうずさん:おかゆは「炊き上がったら熱いうちに裏ごしします」。ブレンダーを使うと楽にできるらしいけれど、普通に裏ごしした。繊維の多い野菜は「ブレンダーがあったら便利なのだと思います」
- harupblog:我が家は「全部裏ごし」している
- もおちゃんさん:蒸した野菜は「スプーンで潰せます。ブレンダー不要です」
- ベクトルさん:ブレンダーは「ほんとに初期のわずかな間しか使わなかったです」。「離乳食のためだけに買ってたらもったいなかったかもしれない」
わが家も、なめらかにするのは道具まかせでした(くわしくは後半で)。
まとめると、ホットクックは「やわらかく加熱する」まで。なめらかにする道具(裏ごし器・ブレンダー)は、別に要る家が多いです。「ホットクック離乳食の活用術7選!」(失敗しない自動調理鍋ラボ)も、初期のペーストは「すりつぶしたり裏ごししたりするひと手間が残ります」と書いています。
中期〜後期:蒸し野菜・スープ・煮物
中期から後期は、食べられる形が増えるぶん、ホットクックで作る品も増えます。note「ほったらかしで6品。ホットクックで作る、後期〜完了期の離乳食」(miraiさん)は、蒸し野菜、野菜と鳥手羽のスープ、ラタトゥイユもどき、かぶのそぼろ煮、野菜カレー、りんごジャムの6品を並べています。
もおちゃんさんは補足として「月齢に合わせて野菜の固さを変える必要はありません」と書いています(その書き手のやり方です)。「ぽんず先生のタノシイクジ」のまとめ記事は、「無水で茹でる」でやわらかくした野菜を、フードプロセッサーで好きな大きさになるまで潰す使い方でした。
完了期:大人の料理から取り分ける
完了期は、大人の料理から取り分けやすい時期です。取り分け離乳食のメニューと同じく、調味料を入れる前に赤ちゃんの分を取り分けるのが基本の形です。「ぽんず先生のタノシイクジ」と「はら☆ママブログ」は、完了期の取り分けレシピをまとめていて、はら☆ママブログは、取り分けは「煮物やスープ」から始めると簡単だと書いています。
冷凍ストック:まとめて作って小分けに
まとめて作って小分けに冷凍する使い方も、上位の記事によく出てきます。ベクトルさんは、野菜キューブ・おかゆキューブを冷凍し、その組み合わせで三食をまかなっていました。harupblog は、週1回まとめて蒸して裏ごしし、小分けして冷凍、「だいたい1週間で使い切っています」。トイレのうずさんも、食べる分ずつ小分けにして冷凍しています。
何日で使い切るかは家ごとのやり方なので、この記事では日数を決めていません。
ホットクックは離乳食のために買う?2児の父のわが家が買わなかった理由と、向く家・向かない家の分かれ目
結論から書くと、買うかどうかは「置き場所があるか」「なめらかにする道具をもう持っているか」「まとめて作る量」「ネットにつながる機種を選べるか」で分かれます。わが家は買わなかった側です。
わが家は買うか考えたけど、買わなかった
2児の父のわが家は、ホットクックを持っていない家です。買うか考えたけど、買わなかった。いちばんの理由は、置き場所が無いことです。
離乳食は、おもにブレンダー・フードプロセッサーで作っていました。つまりわが家は「なめらかにする道具はあって、ホットクックは置けなかった家」の1つの例です。ホットクックが要らない、という話ではありません。
調べた上位の記事10件(うち使った人の記事8件)には、「置き場」という言葉は1件も出てきませんでした。買う前に迷っている人の材料の1つになればと思い、わが家の理由を書いています。
使った人が書いている、正直な不満
使った人の記事にも、良いところだけでなく不満が書かれています。
- 調理時間:「ホットクック離乳食の活用術7選!」は「調理時間そのものは短くならない」。ただし、その間は火の番から解放される、とも書いています
- 洗い物:同じ記事で、内鍋・パーツの洗い物が少し多いこと
- 鍋の方が手軽:harupblog は、10倍がゆは鍋で作る方が手軽だと感じた
- このために買う必要はない:ベクトルさんは、野菜をやわらかく茹でるだけなら「レンチンでもできる」
反対側の声もあります。同じ「活用術7選」は「離乳食が終わっても、幼児食・大人の時短にずっと使える」と書き、ベクトルさんも「加熱中放置できる」をメリットに挙げています。
向く家・向かない家の分かれ目
使った人の声と、わが家の理由を合わせると、向く家・向かない家の分かれ目は次の表のようになります。
| こんな家 | ホットクック | 理由 |
|---|---|---|
| 置き場所が無い | 向かない家 | 置くなら、幅の細い KN-HW10G(幅220mm)や高さの低い KN-MN16H(高さ221mm)を寸法で見る。ただし KN-MN16H は取り分け離乳食が使えない |
| ブレンダー・フードプロセッサーをもう持っている | 離乳食のためだけなら急がなくてよい | わが家もこれ。ベクトルさんも「このために買う必要はない」 |
| 加熱中に赤ちゃんを見ていたい・火の番をしたくない | 向く家 | 「加熱中放置できる」(ベクトルさん)・火の番から解放される(活用術7選) |
| 週1回などまとめて作って冷凍したい | 向く家 | harupblog・ベクトルさんのやり方。取り分けまでするなら1.6L以上 |
| 取り分け離乳食やクックリストを使いたい | 向く家(無線LAN搭載の機種に限る) | ネットにつながる機種だけで使える |
| 離乳食のあとも大人の料理に使う | 向く家 | 「離乳食が終わっても、幼児食・大人の時短にずっと使える」(活用術7選) |
| 離乳食の時期だけ使うつもり | もったいないと感じやすい | 「離乳食のためだけに買うのはもったいない?」は上位の記事でも取り上げられる迷い |
どれが正解というより、家に合わせて決めるところです。わが家は表の1行目、置き場所が無くて買わなかった家です。家事の負担から家電を考えている方は、子育て家庭のドラム式洗濯機の記事も参考になると思います。
離乳食に使うホットクックの選び方:容量・ネットにつながるか・置き場所の大きさ
結論から書くと、選ぶ順は「置けるか(幅・奥行・高さ) → ネットにつながるか → 容量」です。離乳食に使うなら、取り分け離乳食とクックリストが使える無線LAN搭載の機種から選びます。
容量:1.0L・1.6L・2.4L
ホットクックの容量は3つです。KN-HW10G は1.0Lで量の目安は1〜2人分、KN-HW16K は1.6Lで2〜4人分、KN-HW24K は2.4Lで2〜6人分です。
「ホットクック離乳食の活用術7選!」は、取り分けまで考えるなら1.6L以上、作り置きをたっぷりしたいなら2.4Lも候補になる、と書いています。離乳食だけなら量は少しですが、大人の分から取り分けるなら、家族の人数で選ぶことになります。
幅の細い型(幅220mm)から考えたい方はこちら(無線LAN搭載で取り分け離乳食も使えます)。
ネットにつながるか:取り分け離乳食とクックリストは無線LAN搭載の機種だけ
取り分け離乳食は「無線LAN対応のホットクック全機種」、離乳食のクックリストは「ネットにつながるタイプの製品は全機種対応」です。この記事で比べる5機種のうち、無線LAN搭載は KN-HW24K・KN-HW16K・KN-HW16H・KN-HW10G の4つです。
KN-MN16H は無線LAN非搭載です。本体は38,500円と5機種でいちばん安いのですが、取り分け離乳食も離乳食のクックリストも使えません。離乳食に使うつもりなら、上の4つから選ぶのが筋です。
置き場所の大きさ:幅・奥行・高さと重さ
ここは先に見てほしいところです。置く場所を決めて、その幅・奥行・高さを測ってから寸法を見ると迷いません。
幅がいちばん細いのは KN-HW10G(幅220mm×奥行305mm×高さ240mm・約3.7kg)。高さがいちばん低いのは KN-MN16H(幅316mm×奥行308mm×高さ221mm・約3.9kg)。KN-HW16K と KN-HW16H は同じ大きさ(幅330mm×奥行282mm×高さ240mm)で、いちばん大きい KN-HW24K は幅345mm×奥行305mm×高さ256mm・約6.0kgです。
5機種の比較表
わが家はどれも持っていません。シャープの製品ページと通販の表示から並べました。価格は2026年10月時点のシャープの通販(COCORO STORE)の表示・税込です(KN-HW24K・KN-HW16K・KN-MN16H のメーカーの製品ページはオープン価格)。並びは容量の大きい順で、順位ではありません。
| 型番 | 調理容量 | 量の目安 | 無線LAN | 取り分け離乳食・クックリスト | 大きさ(幅×奥行×高さ) | 重さ | 価格(2026年10月時点・シャープの通販・税込) | Amazon |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KN-HW24K | 2.4L | 2〜6人分 | 搭載 | 使える | 幅345mm×奥行305mm×高さ256mm | 約6.0kg | 82,500円 | — |
| KN-HW16K | 1.6L | 2〜4人分 | 搭載 | 使える | 幅330mm×奥行282mm×高さ240mm | 約5.2kg | 71,500円 | — |
| KN-HW16H(前の型) | 1.6L | 2〜4人分 | 搭載 | 使える | 幅330mm×奥行282mm×高さ240mm | 約5.2kg | 66,000円 | Amazonで見る |
| KN-HW10G | 1.0L | 1〜2人分 | 搭載 | 使える | 幅220mm×奥行305mm×高さ240mm | 約3.7kg | 49,500円 | Amazonで見る |
| KN-MN16H | 1.6L | 2〜4人分 | 非搭載 | 使えない | 幅316mm×奥行308mm×高さ221mm | 約3.9kg | 38,500円 | — |
KN-HW24K と KN-HW16K は、Amazon で型番を探しても見つからなかったため「—」にしています。KN-HW16H は、子育て便利グッズの記事の「ご飯の時短家電」で紹介した型です。今の型は KN-HW16K で、大きさは同じ。シャープの通販では、2026年10月時点で KN-HW16H も66,000円で並んでいます。
よくある質問・まとめ
ホットクックで離乳食の野菜を茹でるには?
上位の記事を書いた人たちは、手動の「無水でゆでる」や「蒸す」を使っています。時間や水の量は記事ごとに違うので、シャープのメニューや、使った人の記事を見て合わせてください。
ホットクックで離乳食を取り分けるには?
無線LAN搭載の機種なら、本体の「オプションメニュー」から「取り分け離乳食」を選びます。調味料は入れずに調理を始め、加熱が終わったら離乳食の分を取り分けて、月齢に合わせて細かくします。
ホットクックをやめた理由は?
やめた人を調べた記事は、上位にはありませんでした。使った人が書いている不満は「調理時間そのものは短くならない」「内鍋・パーツの洗い物」です。わが家は、やめたのではなく、はじめから買わなかった家です。
ホットクックで幼児食は作れる?
離乳食のクックリストは、離乳食(完了期)12か月~1歳半頃までのコースです。「ホットクック離乳食の活用術7選!」は、離乳食が終わっても幼児食・大人の時短に使えると書いています。
いつから使える?
クックリストは、離乳食(初期)5~6か月頃のコースからあります。上位の記事でも、初期のペーストやおかゆから使っている人が多いです。
まとめ
ホットクックで離乳食は作れます。使い方の中心は、蒸し野菜・無水ゆで、10倍がゆ、取り分けの3つ。なめらかにする道具は別に要る家が多く、取り分け離乳食とクックリストは無線LAN搭載の機種だけで使えます。
- 置き場所があり、まとめて作りたい・取り分けたい家:無線LAN搭載の機種を、置き場所の大きさと容量で選ぶ
- 置き場所が無い・ブレンダーやフードプロセッサーを持っている家:わが家のように、買わない選択もある
ほかの時短家電や便利グッズは子育ての便利グッズのまとめに、掃除の時短は子育て家庭のロボット掃除機の記事にまとめています。
ホットクックを置く場所が無い・まずはなめらかにする道具から、という方はこちら。
この記事の調べ方:2026年10月23日に Google で「ホットクック 離乳食」と検索し、上位に出た記事10件(うち使った人の記事8件)を読みました。機種の容量・大きさ・重さ・無線LAN・価格はシャープの製品ページとシャープの通販(COCORO STORE)、離乳食のクックリストはシャープのブログ(2021年12月6日)、取り分け離乳食は家電Watch(2023年2月20日)と母子栄養協会のページで確かめています。COCORO KITCHEN は調べた日にメンテナンス中だったため、メニュー名と分量は書いていません。わが家の話は、筆者(2児の父)本人の家のことです。